公衆衛生について
〇公衆衛生について
【公衆衛生とは】
公衆衛生について。公衆衛生は主に総論ブロックと必修ブロックを中心に出題され、対策時期として早くて夏頃であり、多くは9月10月に対策するのが中心となり短期集中の科目であり、出題自体も過去問の改編がかなり多く、過去問対策が重要となるのが重要な科目です。出題数としてほかのどの科目よりも多いため、手は抜けないどころです。
【映像講座編】
自力でやるのはあまりにも非効率であるため映像講義で最低限覚えるべき点を習得するかです。
映像講座は主に4つありますが、以下の点で比較してみました。
比較した点
① 配信時期
② 復習のしやすさ
③ 講義自体が頭に残りやすいか
④ 網羅できる演習問題量
⑤ 持ち運びやすさ
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QA |
Medu4 |
MEC |
TECOM |
講師 |
盛永Dr |
穂澄Dr |
高橋Dr |
酒井Dr |
①配信時期 |
夏前 |
9月下旬【2017年】 18年は8月上旬予定 |
10月下旬 |
10月頭 |
②復習のしやすさ |
〇 |
◎ |
〇 |
‐ |
③頭の残りやすさ |
◎ |
〇 |
〇 |
‐ |
④演習量 |
約400題 |
約500題 |
約148題 |
約130題 |
⑤持ち運び |
◎ |
◎ |
〇 |
〇 |
総合評価 |
★★★★★ |
★★★★ |
★★★ |
‐ |
【1】 Q-Assist 公衆衛生 (担当:盛永Dr) オススメ度:★★★★★ 配信時期:夏前(5月~6月頃) テキスト;QBオンライン内のPDF コマ数:45分~60分講義×20コマ 扱う問題数:約400問程度 料金:QBオンラインあれば無料 ☆(こんなところがよかった点) ①問題を中心に解いていき、受験生が間違えやすいところは何回も説明しながら講義するため記憶に残りやすく、模試や国家試験では迷わず解けるようになるため点数化しやすい ②配信時期がどこよりも早く、夏前から公衆衛生対策が可能である事からMEC夏模試や第2回テコム模試で公衆衛生対策をした状態で臨めること。 ③あんまり出題されない部分と出題がよくされる部分の説明は強弱をつけてしてくれるため、最低限必要なことはわかる。 ★(ここが少し気になるところ・・) ①問題演習が中心となり問題に対応した知識になってしまうため、過去問で出題されない範囲が出される卒業試験や一部の模試問題には弱い。 ②レジュメ部分がバラバラに掲載されているため、暗記のまとめ物として使いにくい 【2】 Medu4 公衆衛生(担当:穂澄Dr) おすすめ度★★★★ 配信時期:9月下旬 テキスト;medu4ほかの科目と同じ形式(PDF) コマ数:60分講義×13コマ 扱う問題数:約500題(サンプルビデオより) 料金:7560円 ☆(こんなところがよかった点) ① レジュメ部分は過去問分析がしっかりされており、過去問既出事項は掲載されているため何を覚えるべきかがはっきりしていているため暗記事項がはっきりしている事。 ② 余白が多くあるため、模試や大学の卒業試験などで得た知識を書き込むスペースを広く取れる。 ③ ダウンロードさえすればタブレットに入れ込むができるため持ち運びに便利。国試会場は狭いし休み時間もそれほどないので抜群! ★(ここが気になるところ・・) ① 配信時期が少し遅め (MEC夏模試や第二回テコム模試に少し間に合わない) ② 印象に残りにくい |
【3】 MEC 公衆衛生 (担当:高橋Dr) オススメ度:★★★ 配信時期:10月下旬 テキスト;MECテキスト コマ数:70分講義×14コマ 扱う問題数:約148題 料金:メックの契約次第 ☆(こんなところがよかった点) ① 演習をあまりしない分、講義説明が圧倒的に多い講座であり、エピソード記憶を重要視してくれるため単なる暗記にならないので関連づけて覚えられる。 ② レジュメ部分が存在しており、何を覚えていけばいいのかがわかる。 ③ 盛永Drや穂澄Drが登場するまでは圧倒的にシェアを占めていた ★(ここが気になるところ・・) ①問題演習量がかなり少ない。 ②テクニックなどをあまり教えてくれないため、時間のない人とかには問題解く力に直結しないためやりにくく感じるかもしれないです。 ③配信時期が遅め ④疫学の部分の説明がわかりにくい |
【4】 TECOM 配信時期:10月頭 テキスト;テコムテキスト コマ数:26コマ(講義時間はコマにより変動) 扱う問題数:約130題 料金:テコムの契約次第 ☆(こんなところがよかった点)① 思ったよりも国試会場では割と使っている人を見た印象 ② テコム模試では少しだけ有利!? ★ (ここが気になるところ・・) ① 掲載問題数が少ない ② 他社に比べてユーザーは少ない印象 |
【書籍編】 【1】 問題集‐QB公衆衛生 これほぼ一択だと思います。10月中旬に発売され、最新回の国試問題まで反映されており掲載問題数も最多(5年時に2017年版購入しましがその時の掲載問題数が600題でした。6年時に購入された方は2018年版を使用していました。) QBオンラインコードさえあればオンライン上でも演習が可能。 QBの最大の特徴である1周目問題なども記載されており選別もできる。
【2】参考書‐レビューブック(RB)公衆衛生(毎年改訂:10月中旬) レビューブックシリーズの公衆衛生。全610ページ。 過去問に掲載されている知識は完全網羅されており、文字の羅列だけでなく、各章Lectureというページでは暗記だけではない説明や覚え方なども掲載されています。模試などで少し細かい知識が問われた時でも対応できていたのでオススメの一冊です。 過去問でまだ出題されていない内容などを新たに追加して入れるにはいいと思う。レビューブック全部を網羅するのはかなりきついように感じます。
【3】参考書‐公衆衛生がみえる(2年に1度改訂 2018年4月改訂予定) 病気がみえるシリーズの公衆衛生ver。全453ページ 絵や図が多く、見やすい印象。 レビューブックに比べて表やグラフが多く使用されていることや一部レビューブックに比べて詳しい記載も一部あるため好みで選べばよいという印象。 レビューブックは毎年10月改訂であるため10月以前までには最新刊は出版されないのですが、公衆衛生がみえるについて2年に1回ペースの改訂であるため10月以前でも使用できるのも特徴です。 何か公衆衛生の辞書的な本には最適かもしれないです。十分すぎるくらいの記載量だと思います。
【4】参考書‐公衆衛生 (Simple Step) 単行本 – 2017/12/1 :高橋 茂樹 (著), 他著 MEC高橋先生が著書となった本。講義はレジュメもしっかりあるが、口で説明することが多いので高橋先生本人が著者であるSTEPシリーズは高橋先生好きの人にはおすすめ。 流れや背景がないと覚えられない時によいと思いました。 2017年12月の改訂なので112回受験の際には使うには遅かったのですが、113回以降受験生の人であれば検討してみても良い本だと思います。 |
【実際の進め方例】 例① 【映像講座】QA 【書籍】RB公衆衛生+QB公衆衛生 7月中旬頃から内科/産婦/小児の映像講座が終わった後公衆衛生対策として始めた。 ①まずは盛永Drの講義を見て、ざっくりした問題の解き方を講義で学ぶ。20コマを見終わった後は講義で扱った問題をQBオンライン上で解くようにした。(3回転以上はした) 講義内での問題が解けるようになってからは、除外選択肢に注目してさらに講義内の問題を解くようにした。 問題も答えもある程度暗記したと思ってからはQBオンライン内にあるQuick Checkを使用して1つ1つ選択肢に○×をつける練習をして知識を確実にする方がいいと思った。1人で復習していると正解選択肢ばかり注目してしまい、除外選択肢まで注目できないのが現状だと思った。1番頻出な科目であるにも関わらず不思議と対策がおざなりになりやすいです。ある程度知識がついたと感じたら(=講義の復習とQuick Checkが完成したら)、RB公衆衛生とQB公衆衛生を使用して不安な場合さらに知識を入れるのが安心感もあり万全な対策だと思います。いきなりRB公衆衛生などを読むと何をまず覚えるべきなのかがあやふやになるのが1番怖いです。(講義自体でほぼ足りるが模試などで少し細かい内容が出題されて復習用に有用だと思いました)
例② 【映像講座】medu4 【書籍】RB公衆衛生+QB公衆衛生 自分の先輩の1例。映像講座をみながら穴埋めを完成させる。復習の際には穴埋めをまず確認するようにして、余裕が出てきたらほかのレジュメ部分も確認しながら知識を補充していたということです。 Medu4の最大の特徴は余白が多い事。卒業試験や模試などで新出事項を書いておいておくことでほかで得た知識を確実に残すことができるのがよかったということです。 Medu4内の問題を解きつつもQBも解いて補完したそうです。 |
【問題を使って復習の仕方例】 (104G22:一般総論) 医師法に規定されているのはどれか.3つ選べ. a 守秘義務 b 堕胎の禁止 c 無資格診療の禁止 d 無診察治療の禁止 e 死体検案書の交付 ① 最初の段階では 解答は医師法には c 無資格診療の禁止 d 無診察治療の禁止 e 死体検案書の交付 と覚える。 あまり演習をしてない頃は医師法による医師の規定されていることを覚えるのも精一杯だと思います。 ② 次に2回目以降で解答は出せるようになった/暗記してきた場合は 除外選択肢に注目しながら解くといいと思います。 a 守秘義務 b 堕胎の禁止 はそれぞれ何に規定されているのかと言うと両者とも刑法に規定されています。 ③次に復習するときはそれぞれの選択肢が〇〇法に規定されているかまで言えたらもう完全段階だと思います。 ④さらに医師法でほかに規定されていることが過去問以外で気になればRBなどで確認すればさらに詳しく載っているので確認すればよいと思います。
このように公衆衛生は過去問を中心に勉強するのが近道だと感じました。 量も多く暗記事項も多いですが、国家試験当日はこのような過去問を反復すればできるようになる科目は貴重な得点源となるのでぜひ得点源できたらと思います。
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【直前講座系】 メジャー科目などは「サマライズ」「TARGET」「冬期講習」などがありますが、公衆衛生に関しては元々配信時期が遅いのもあり直前期に配信される公衆衛生単独の講座はないのが現状です。 MECの直前講座(6コマ目:高橋Dr)とQAの直前講座の一部(盛永Dr)に公衆衛生を扱っているのが現状です。112回国試ではQAの直前講座で公衆衛生の範囲で的中問題もありました!
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